2018年4月14日土曜日

クロアチア紀行Ⅱ ~この青い空こそ~

 
 
 
 
 
クロアチア旅行3日目。
 
1日目は長い時間をかけ、ドイツのフランクフルトを経由して、
オーストリアのグラーツの空港へ。
そこから、クロアチアのお隣、元は同じユーゴスラビアだったスロベニアに入国した。
 
スロベニアのブレッドという街のホテルに1泊して、
観光は次の日から始まった。
 
初日は曇り空のもと、ブレッド湖とポイストナ鍾乳洞を見学、
お天気も曇りだし、気温も低め、
ご一行様ももちろん初めて会う人ばかりなので、様子見というか、
みんな静かな感じだった。
 
しかし、明けて3日目。
前日の夜、クロアチアに入国し、オパティアという街のホテルに泊まり、
朝起きてみると、昨日とは打って変わっての上天気。
 
雲ひとつない真っ青な空。
キーンと冷たく爽やかな空気。
 
空を飛ぶ飛行機は必ずといっていいほど、飛行機雲の尾を引いている。
 
この日はクロアチアのイストラ半東の3都市を巡ったのだが、
いずれも500年もの長いヴェネチア支配の影響を受けた旧市街がみどころだ。
 
プーラの円形劇場、ポレッチのエウフラシウス聖堂、
ロヴィニの聖ウエフェミア教会など、
日本人にはなじみのない都市と、世界遺産とはいえ初めて聞く観光名所や遺跡。
 
そのどれもが、澄み切った青い空とのコントラストで
何とも神々しく美しい。
 
その空を見あげ、澄んだ空気を吸いながら、
自分がなぜ、こうも無性に時折ヨーロッパに来たくなるのか、理由がわかった気がした。
 
この空の青、この清らかな空気、
この歴史に裏付けられた遺跡や、建物の壁の石の色とオレンジ色の屋根瓦。
 
これが何より好きなんだということを実感した。
 
4月のヨーロッパの南は、夜8時過ぎにようやく日が沈む。
 
そのすこし前のマジックアワーに海岸を散策すると、
岸に上げられたトレジャーボートの列の向こうに、ランプの灯が灯り、
波のない静かなラピスラズリ色の海がどこまでも広がっている。
 
海岸沿いのレストランに金曜日の夜を楽しむカップルが寄りそいながら
ワイングラスを片手におしゃべりしている。
 
私達はツアーで旅する日本人だけど、
映画の1シーンに溶け込んだような幸せな気分になった。
 
これぞ、非日常。
 
時折、こうした日々の雑事から完全に逃れた異空間に身を置くことが、
私の最大のストレスコーピングだ。
 
命の洗濯という言葉があるが、
正にここぞとばかり、青い空のもと、
胸の奥まで空気を吸い、深い呼吸をした。
 
さあ、クロアチアの旅は、明日こそ本丸・ドブロヴニクだ。
いざ、行かん!
 
天気予報は晴れ!
 
晴れ女の引き寄せパワー全開でまいります!!
 

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