2017年4月16日日曜日

スペイン紀行① ガウディの街バルセロナ

 
 
 
 
 
4月7日、ついに待ちに待ったスペイン旅行が始まった。
 
12年前に1度は来たことのあるスペインだし、
その時観たフラメンコがきっかけで、直後にフラメンコを始めたぐらいだから、
私の大好きな国なのだが、
今回はサグラダファミリアの完成が見えてきたということで、
その進捗状況を見届けようと再び出掛けることにした。
 
連れはここ数回、ずっと海外旅行といえば一緒のKさんだ。
Kさんにとっては初めてのスペイン。
 
さてさて、どんな旅が始まりますやら・・・。
 
旅程は10日間、25名のご一行様と一緒にVIPバスに乗ってバルセロナから南下して
グラナダ・ミハス・セビージャ・コルドバ、そして、古都トレド、
最後にマドリッドへとスペインの主だった世界遺産を巡る旅だ。
 
まずはガウディの建築が点在するバルセロナから、旅は始まった。
 
ガウディ建築で最も有名なものはサグラダファミリアだが、
12年前に訪れたときはまだ、教会とは名ばかりの建築現場で、
大聖堂の中には建築資材が積み上げられていた。
 
完成はあと100年かかるだろうともいわれていたそのサグラダファミリアだったが
何と、2026年、つまり、あと9年で完成するという。
 
その要因は、日本人彫刻家の外尾悦郎さんが主任になったことと、
3Dプリンターの発明が工期を早めたとかで、
さすが日本人の勤勉さと、文明の利器の力は凄い。
 
前回、ゼーゼーハーハー言いながら上った400段以上ある螺旋階段は
今はエレベーターで上って、階段で下りるというシステムになっていて、
格段に楽して、
サグラダファミリアの頂上からバルセロナの町並みを眺めることが出来た。
 
再び観てもガウディの個性と
自分が生きている内には完成しない壮大な建造物を造ろうという破天荒な着想に
脱帽する。
 
されど、急展開で進んだ新しい部分は真新しすぎて、
カラフルなフルーツや動物などで飾られた屋根や柱が、
何だかアミューズメントパークのおうちみたいな感じは否めない。
 
ただ、その大きさが図抜けているのが、
圧倒的な迫力を生んで、やっぱり「参りました」と言うしかない。
 
今回はバルセロナ2連泊だったので、フリータイムも半日あり、
2日目は街に点在する他のカサ・ミラやカサ・バトリョなどのガウディ建築も
歩いていって、間近で観ることが出来た。
 
また、園全体がガウディ作の
グエル公園のシンボル、トカゲのタイルのオブジェの前は
ひっきりなしの観光客で割り込むスキがなかったし、
園内のタイルが貼り付けられたうねうねベンチも
あちこちでカメラに向かってポーズする人で賑わっていた。
 
写真好きの私達はそれにひるむことなく、
「機を見て敏」の俊敏さというかおばさんパワーを発揮して、
それぞれのカメラで撮り合う連係プレイは長年培った熟練の技である。
 
それにしても、バルセロナは山と海に挟まれ、街全体が美しい上に歴史もある、
そして、ガウディというおもしろ目玉建築が街中に点在している魅力的な街だった。
 
自由散策の時間が取れたとはいえ、
まだまだ中に入ってじっくり見たかったけど・・・。
 
そして、旅の楽しみ、お買い物のスイッチは早くも点灯し、
ピカソ美術館とカサ・ミラのミュージアムショップで
Tシャツ3枚とベビー用よだれかけ、布製バッグを購入。
 
相方もTシャツ4枚と布バッグを購入。
 
「これはバルセロナでしか売ってないものですもの。買うのは今でしょ」と
お互い励まし合って(?)ユーロ・ショッピングの口火は切られたのである。
 
スペイン旅行の始まりはこうしてワクワク街歩きのバルセロナから始まった。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿