2017年2月6日月曜日

復活宣言!

 
今日は2月6日。
2017年も2月に入って、節分も過ぎ、立春も過ぎた。
なのに、私の1月のブログは最初だけ料理ブログで、
あとは全編、病気ブログだった。
 
帯状疱疹という思いもかけぬ病に襲われ、峠はとっくに超えたと思っていたのに、
いつまで経っても左脇から左乳首にかけてのピリピリ痛みが引かず、
やる気も元気も全く無しの状態が続いている。
 
これは自分に「喝!」を入れなくちゃと思い、
2月1日のお茶のお稽古の帰り道、友人に
「いい加減にしろよ。もう1月31日でおしまいだからねって、自分に言ったの」と
病気の終息宣言をしてみた。
 
こうして自己暗示をかけることで追い込もうという作戦だったのだが、
次の日、関東地方にも花粉が飛散し始めたというニュースに、体が反応。
 
午前中は大丈夫だったのに、午後の心理カウンセリングの最中から、
クライアントさんの前なのに、鼻水がツーツーと流れおちてくる。
 
脇と乳首と背中がまだ痛いといっているのに、更に鼻水が・・・。
 
1月、体の痛みは表に出ないので、誰にも気取られることなく、
無事、カウンセリングはこなしてきたのに、
こんなに鼻水たれべぇでは、カウンセラーも形無しだ。
 
しかし、鼻水たれべぇはかりそめの姿だと気づいたのはその晩だった。
 
どうも鼻水ツーツーのはずが、のども何だかイガイガする。
「お前、風邪じゃないの?」と不躾なものの言い様で、ダンナが本質をついてくる。
 
夜寝る前に花粉症の薬アレジオンを飲んで寝たが、夜中に様子が違ってきた。
朝、起きた時には、もはや疑いなしの「風邪っぴき患者」になっていた。
 
弱り目に祟り目とはこういうことをいう。
 
国語の文例の見本にして欲しいほどだ。
 
金曜日、たまたまランチの約束をしていた友人が
頭痛が酷いからとキャンセルしてくれたので、
ダンナの持っていた風邪薬を飲んで、これ幸いと一日中寝ていることにした。
 
鼻の感じがどんどん風邪の進行を物語っていて、
週末の三日間、よくそんなに寝ていられるねというほど、布団の中にいたら、
あやうく『うつ』になるんじゃないかと思うほど、気が滅入ってしまった。
 
しかし、風邪自体はそれで完全に治ったようで、
帯状疱疹ほど手強い相手ではなかった。
 
その間にテレビでは成田山新勝寺で新横綱の稀勢の里が
ど派手なピンクのかみしもを着けて、豆まきをしていた。
「三日天下になるなよ」と心で念じつつ、晴れやかなその顔を観ていた。
 
外は3月並みの温かさだとか、桜の咲く頃の陽気だとかいっても、
毎日、布団の中にもぐり込んでいたのでは分からない。
 
こうやって人は世間様から遠のいていくうちに、徐々に心を病んでいくんだなと、
今更ながらに分かった気がした。
 
「心理カウンセラーでもうつになる時もあるんです」なんて、シャレにならない。
『心理カウンセラーのうつ体験ブログ』、いやいやいや、違うでしょ。
 
見回せば、家の中には鬼がうじゃうじゃいる幻影が・・・。
 
ここらで成敗せねば、
そう思い、先程、私はやおら台所でフライパンを取りあげた。
 
大量のちりめんじゃこをフライパンでよく煎り、
そこに三袋分の豆まき用の豆を全部投入。
お正月のたつくりの時のようなハチミツ入り甘タレを作って、一気にからめた。
 
ジュワッという音と共に、香ばしくて甘い香りが立ちのぼる。
 
この時期にしか作れない『我が家特製の豆じゃこ』の完成である。
 
豆まきは家の後片付けが大変なので、もはややらなくなって久しいが、
この豆じゃこはダンナの好物でもあり、この節分ならではの一品だ。
 
これを年の数といわず、たっぷり食べて、
本当にこれで『鬼は外!福は内!』と願いたいものである。
 
これでブログにも『復活宣言』をしたことで、
自分を奮い立たせる作戦、
どうか効を奏しますように!
 
キミちゃんのいたいのいたいの、とんでいけ~!!
 

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