2016年2月2日火曜日

オブジェの搬入

 
 
明日から、六本木の国立新美術館で始まる
「NAU21世紀美術連立展」なる団体展に出品する作品を搬入してきた。
 
自分の作品が国立新美術館の中に展示されるのも初めてなら、
この団体展に出品するのも初めて、
オブジェだけをオブジェ作家みたいな顔して出品するのも初めてだ。
 
まるで新人作家のようなオドオドさ加減で、
朝10時に搬入口にたどり着き、
頼んだ業者さんのトラックから自分の作品4個口を降ろし、
係の人に受け付けてもらった。
 
オブジェ作品は午後1時からしか展示出来ないというので、
これまた、おのぼりさんよろしく六本木の街中に出て、
森美術館でやっている他の人の展覧会を観て時間をつぶし、
また、展示会場へと戻った。
 
思ったより多くの巨大な作品が運び込まれていて、
NAU展としてのフロア面積も相当広い。
 
私の作品を昨年の個展の時に観て、この展覧会に招待してくれたW氏をみつけ、
挨拶すると、
今日は決められた場所に自分の作品さえセッティングすればいいと
いうことなので、早速作業に取りかかった。
 
とはいえ、隣の人の巨大なオブジェとの位置関係や、
他の作品や人の導線における作品の見え方など、
たった1組の作品で置き方をあれこれ変えたりして、
ベストポジションを決めるのに案外時間がかかった。
 
隣も人も期せずして、ついたて状のものを使うという点ではかぶっているので、
同じ並びについたてがこないようにし、
青い作品の隣に自分の作品のグレーの面がくるより、
黄色い面がきた方がコントラストがついてきれいに見えるなどと、
ひとりブツブツいいながら、セッティング完了。
 
折しもW氏がやってきて
「ついたてうまく出来ましたね。やっぱりいい作品ですね」と
苦心のついたてに気づいてくれ、ホッと一安心。
 
ピン1本、両面テープ1枚、使うことが許されない新美術館の規定にはまるよう、
やむなくついたてを作ることになり、あーだこーだと大変だった去年の夏を
思い出した。
 
まあ、そんな風に宿題が出ないと、新しい知恵もでないから、
なじんだ手法だけで手堅く作品を創ろうとする老化した頭には
もってこいの若返り法とも言える。
 
他にも見知らぬおじさんがあっちからこっちからやってきて、
セッティングしたばかりのオブジェを観て、
「面白いねえ」「新しい発想だねえ」などと感想をいってくれる。
 
「もっと何かどんどん広がっていきそうだよね」などと言われると、
「えっ、そうですか?」などと、調子づいて、
このオブジェのシリーズ化を考えようかしらと思えてくる。
 
週末、鼻風邪をひいたらしく、どんより寒い天気も相まって、
日曜日など1日中家に引き籠もっていたけど、
今日は六本木くんだりまで出掛けてきたら、ちょっと元気が出てきたみたい。
 
あやうく「冬期うつ病」なんていうテレビ番組の特集に毒されるところを
免れたのかも。
 
やっぱり、人間、太陽の光を浴び、
何かを吸収すべく、外に出るのは大切と実感。
 
さあ、新しい作品のアイデアが浮かびますように!

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