2015年3月2日月曜日

痛みと闘いつつ

 
 
 
2015年も早3月。
毎年のことながら、年が明けてここまでが早い。
 
今年の冬は一軒家にひとり暮らしになったせいか、
例年にも増して、寒さが身に染みる上に、
先週から、花粉症の症状も顕著に表れている。
 
そんな中、2月10日頃から始まった左肩から腕への痛みが
いつまでたっても治らない。
 
痛みは首と肩に始まり、徐々に下に下がり、肘のところで2週間以上とどまり、
24時間ジクジク、ビンビン痛んでいる。
肘の上を輪ゴムで止めたような感覚で、
肘から指先までしびれているし、鬱血したような感じだ。
 
かつて、利き手ではない方の手がこんなに痛んだことがないので、
原因が分からず、
整体では神経痛と診断され、施術をうけているのにも関わらず、
一向に治る気配がないのはイライラする。
 
今年の大学院の同級生の年賀状に、「ひどい腱鞘炎でビュラン(銅販の道具)が
まったく持てなくなり、年賀状も遂にコピーになってしまった」と書いてあったが、
他人事ではない。
 
この時は「おやおや大変だ」と対岸の火事のように思っていたが、
ここまで痛みが引かないなんて、想定外だ。
 
とはいえ、個展まであと1ヶ月半。
これから作品2点の試し摺りと本摺りが残っているし、
来週あたり届く案内状の莫大な量の宛名書きもある。
 
幸い利き手は痛んでいないので、
週末は左手と相談しながら、作業を進めることにした。
 
昨日今日と恐る恐る試し摺りをとり、
絵の具が不足しそうなので、蒲田のユザワヤへ冷たい雨の中を買い出しに。
 
和紙を湿し、絵の具の調合をし、いざ本摺りへ。
 
すべての工程を丸2日間、48時間の時間の中で
2時間ぐらい作業しては2~3時間休み、
また、作業しては休むという塩梅で何とか本摺り7枚を仕上げた。
 
使っているのは右手でも、どういうわけか左手の痛みは悪化する。
その度に布団に突っ伏して左肘を抱え込みながらひとりもだえ、叫ぶ。
 
もんだり温めたりしながら、だましだまし何とか摺り終え、
今はただただ明日の整体予約が待ち遠しい。
 
体を痛めて引退か。
運動選手でなくとも、絵描き達でもそういう人はたくさんいる。
有名どころでは
ルノワールも晩年は絵筆を腕にくくりつけて描いていたと言われている。
 
今は自分の体が思うように動かないもどかしさがじれったいが、
何としても治して、4月の個展を笑顔で迎えたいと願っている。
 
さあ、頼みの綱の整体の先生、
がんばって!!
頼んまっせ。


0 件のコメント:

コメントを投稿