2014年7月14日月曜日

キモノはつらいよ

 
 
 
 
 
本日の横浜は気温32,9度、十分な猛暑でした。
そんな中、私は朝から絽のキモノに半幅帯を締め、
車に
貸し出し用の浴衣と帯、キモノ下着や紐の類を大きな風呂敷ふたつにまとめたものと
姿見を積み込み、子育て支援の保育室に向かった。
 
午前中は7月の月イチイベントとして、
『浴衣の着付け教室』を開催することになっていた。
 
しかし、今回、参加してくださったママ達は
揃いも揃って自分の浴衣は持っていないということなので、
週末、家中の浴衣をかき集め、5組ほどの浴衣と帯のセットを持ち込んだのである。
 
歳の頃は似たり寄ったりだが
タイプの違う3人にそれぞれ雰囲気のあう浴衣があり、まずは一安心。
 
浴衣を持っていないということは、浴衣用の下着ももちろん持っていないだろうと
そちらも新しいものを買い増したりしての大サービス。
「大の大人の女性が浴衣の前をはだけながら
太ももやパンティもあらわに着付けのお稽古はみっともないでしょ」と
チクチク大年増の嫌味を織り交ぜながらも、
着付け教室はなごやかに進んだ。
 
それぞれに似合う帯結びの形も違うので、そのあたりの話もすると
皆、興味深くきいてくださり
キモノ文化を若いママさん年代の人達に継承して欲しくて
ついこちらのレクチャーにも熱が入る。
 
お陰でこちらは気づけば熱中症寸前の疲れ加減で、足元がふらつくほどだが
みんな最後は笑顔でキモノ姿を写メったりして嬉しそうなので、こちらも嬉しくなる。
 
結局、子育て支援の仲間である大おばさま達に『貝の口』という結び方をレクチャー
したのは、若いママ達を見送ってからのほんの少しになってしまったが
まあ、保育室の利用促進が目的のイベントなので仕方あるまい。
 
午後は気を取り直し、呼吸を整え、
再びキモノで車を運転し、お茶のお稽古に。
 
お茶のお教室の先生やお弟子さん達も
この(くそ)暑い日にキモノを着てきた姿を見て、皆さんビックリ。
 
それでもさすがお茶メンバーはキモノについて詳しい方ばかりなので
たくさんのお褒めの言葉をくださって、私も着ていった甲斐があったというもの。
 
夕方、家にたどり着いた時には疲れもとうにピークを過ぎ、
速攻、着ていた帯とキモノを脱ぎ捨て、髪につけたヘアピースを引きちぎり、
クーラーをガンガンに効かせた和室に、しばらく裸で倒れ込んでいた。
 
さっきまでの上品な着付け教室の先生と、お茶のお稽古に通う奥様はどこ行った?
 
もはや誰がみても、身も世もなく裸で転がっているトドさながらだ。
いやいやこんな姿、トドにだって見せられやしない。
 
そんな過酷な夏キモノの1日だったのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿