2014年4月5日土曜日

久々の陶芸教室

 
 
 
 
今年に入って、陶芸教室にはなかなか行けていなかった。
2月は大雪で電車がストップしたし、
3月は個展のオープニングとぶつかった。
 
他の曜日に振り替えは可能なのだが、いきなり決まった個展の準備に追われ
なかなか陶芸教室で器を創ろうという時間も捻出出来ず、
そんな気持ちの余裕もなかった。
 
しかし、陶芸教室の先生を始め、工房で知り合いになったおじさま達や女性達が
わざわざ銀座まで何人も絵を観に来てくださったので、
そのお礼も言わなければと、今日は久々に工房に出掛けていった。
 
一応、第1と第3土曜日の午後組に在籍していることになっているが
時間が合わず、第2第4に振り替えたり、お休みしている内に
新しい女性メンバーが増えていた。
 
新人さんなのに、慣れた感じで電動ろくろの前に座り、
次々と大きなどんぶりを創っている。
聞けば、大学時代に陶芸をやっていたとか。
 
まだ若いのにサクサク大きな器をろくろでひいていく彼女に
以前からのリタイアおじさま組は内心慌てているのかもしれない。
 
総じておじさまメンバーは皆さん手堅くまじめに器を創っていく人が多いのだが
工房に来ている女性陣は皆、なぜかデザイナーだったり、陶芸経験者だったり
私のような絵描きだったりするから
好き勝手に作陶する。
 
元来、
女性の方が既成概念にとらわれず、趣味なんだから自由にと
アイデアに富んだ面白いものを創る傾向がある。
 
少し前まで、でかくて変なものばかり創る『異端児』だった私も、
個展で何者かが少し認知され
更にまた新人の自由作陶できる女性が加わったことで、
工房の空気が変わるかもしれないなと感じる。
 
さて、本日はだいぶ前に創った黒土の巨大文房具入れと大小ペアの器が
焼き上がってきた。
 
いずれも使い勝手がよさそうだ。
 
白い古信楽という土に黒い粉土を混ぜ込み、グレーの土にしてから成形し
それに黒天目か失透という白の釉薬がかかっている。
 
モノクロームシリーズで何点か創ろうかと思っている第一弾としては
なかなか思い通りに出来てきて、さい先がいい。
 
しかし、工房から遠ざかっている間に私の中の創りたいものは変化して
今は個展の会場とかで使う荒削りな湯飲みと菓子器が欲しくなってしまった。
というわけで、今日の作陶は同じ古信楽を使ったが
白い大ぶりの湯飲み作りであった。
 
焼き上がりを見ながら、同じものを6~8個ぐらいは創ろうかと思っている。
 
久しぶりの陶芸工房で土と対話する。
これもやっぱり好きな時間だなと感じた。


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