2014年1月15日水曜日

なでしこ始動

今日は今年1回目のなでしこの会。
今月のお題は『キモノの着付け 第2弾』

着付け経験者の人は『訪問着と二重太鼓』
着付け初心者の人は『小紋と名古屋帯の復習』をした。

着付けの難しいところは、何でもそうかもしれないが、覚えたつもりのものも
月日が忘れさせてくれるので、やってみるとちっともうまくいかないとか
どこか抜け落ちていて、忘れているところが出ることだ。

昨年10月は初めての『着付け教室』だったのだが、今日はその時覚えたことを
思い出しつつ、自分ひとりで長襦袢を着るところから。
何しろ、たかが長襦袢されど長襦袢、長襦袢の襟元の開きひとつで
そこから先の着付けの良し悪しがきまる。

私も紺色の無地に飛び柄の小紋、しゃれ袋を二重太鼓に結んでいたが
今日は秋の時と違って、帯もキモノも脱がずに、口だけの説明と、
生徒さんの帯やキモノに手を添える形での授業にしてみた。

前回は私も長襦袢姿になって、てんやわんやの大騒ぎだったが、今日は
着付けの先生っぽく、キモノ姿のまま通すことができた。
それだけ、体を張らなくてもみんなができるようになったということなので
喜ばしい。

今日は、以前着付け教室で習ったことがあるという人は、立派な訪問着と
袋帯のセットを持ち込んで、早速、お祝い事でも初釜でもなんでも対応
できるひと揃えで練習開始。

しかし、ご自身のキモノなのに、全体にぶかっとして、あんがい借り物
みたいになってしまう。
襟元がきまらなかったり、おはしょりがゴロゴロしたり、きものの裾がずれてきて
広がり、本人より随分太って見えたり・・・。

本人も単純に着付けができただけでは嬉しくない様子。
やっぱり、実年齢よりだいぶ老けて見えるとか、太ってみえるのはNGだ。

そこで、最後は私が彼女に着付けることにした。
後で聞けば、長襦袢の襟を首に添わせた段階からすでにして、今まで自分で
着ていた時とは違ったとか。
結局、あんなに手こずっていた襟元の半襟の出し具合や、もたついたおはしょり
の処理もすんなり片付いて、すっきり背も高く、若々しく着付けられたことを
とても喜んでくれた。

新米の着付けの先生としても、元々ある程度できる生徒さんをもっと驚かせる
とか喜ばせるのは難しいから、予想以上にすっきり着付けられて、こちらも
嬉しい。

『なでしこの会』は発足してまだ9ヶ月目。
料理教室の月もあり、パーソナルカラーや版画教室の月もあった。

先生自身もまだ手探りというのが正直なところだが、生徒さんの反応や
喜ぶ顔をはげみに、役に立つ『大和なでしこの知識とスキル』を伝授すべく
今年も楽しみながら頑張ろうと思いを新たにしたのだった。

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